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● インスリン |
インスリンは、血液中にブドウ糖が多くなると、余分なブドウ糖を血中から除くように全身の細胞へ指令するために分泌されます。この指令によって、まず肝臓細胞がブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄えます。次に筋肉細胞がブドウ糖をグリコーゲンに変え、自ら使用する食糧として蓄えます。しかし、これらの収納スペースは限られていて、余ってしまったブドウ糖は際限のない収納スペースをもつ脂肪細胞が一手に引き受けます。ブドウ糖を脂肪に変えて溜めこむのです。こうしてめでたく血糖値は下げられますが、いつも過大に血糖値を上げ続けると、体脂肪は際限なく増加していくのです。 |
● グルカゴン |
グルカゴンは血糖値が下がりすぎると分泌されます。すると、この指令によって肝臓細胞はグリコーゲンをブドウ糖に変えて血中に放出して血糖値を回復させます。しかし、筋肉細胞はグリコーゲンをブドウ糖に変えることができないからブドウ糖を放出しないけど、脂肪細胞は蓄えていた脂肪を血中に放出します。この脂肪は他の細胞がエネルギーとして消費していく。つまり、体脂肪をエネルギーとして使える状態にするには、グルカゴンを分泌させることによって可能になるわけです。 |
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