各表は、ニコン製レンズ(1998年6月の資料)についての値ですが、射出瞳から焦点までの距離が同じであれば、
レンズ全体繰出し式レンズにはそのまま使えます。補正絞り値で | 0〜2 | 2〜4 | 4〜6 | 6〜8 になっています。
蛇腹長は、フランジ取付け面からピントグラスまでの距離です。ここにない場合は、計算フォームで計算。
射出瞳位置は、ニコンレンズカタログには、断面図内に記載があります。Exit Pupilと記載されているのが射出瞳の位置で、
レンズ最後端からの寸法で記載されています。これにBack Focusを加えた寸法が「射出瞳から焦点までの距離」になります。
Exit Pupil(φ16.6)の様に表記されていますが。(φ16.6)ではなく、そこから引出し線で指示している先が、レンズ最後端から射出瞳までの寸法です。
ご意見・ご感想等いただけるとうれしいです。
メールフォームでお願いします。
露出倍数の求め方
- 露出倍数 = ( 有効Fナンバー / 呼称Fナンバー ) ^ 2 = ( 1 + 撮影倍率 ) ^ 2
- 露出倍数 =(1+ 繰出し量 / 射出瞳から焦点までの距離) ^ 2
- 露出倍数 =2^露出補正値
- 繰出し量は
繰出し量 = 蛇腹長 − フランジ焦点距離
露出補正値の求め方
- 露出補正値 = LOG ( 露出倍数 ) / LOG ( 2 )
蛇腹長の求め方
- 蛇腹長
= 射出瞳から焦点までの距離 × ( 2^露出補正値 ) ^ 1/2 + フランジ焦点距離 − 射出瞳から焦点までの距離
露出倍数と蛇腹長の関係
- 2^露出補正値
= {1+ ( 蛇腹長さ−フランジ焦点距離 ) / 射出瞳から焦点までの距離 } ^2
- ( 2^露出補正値 ) ^ 1/2
=1+ ( 蛇腹長さ−フランジ焦点距離 ) / 射出瞳から焦点までの距離
- 射出瞳から焦点までの距離 × ( 2^露出補正値 ) ^ 1/2
= 射出瞳から焦点までの距離 + 蛇腹長さ − フランジ焦点距離
- 蛇腹長
= 射出瞳から焦点までの距離 × ( 2^露出補正値 ) ^ 1/2 + フランジ焦点距離 − 射出瞳から焦点までの距離
※Special Thanks ニコン株式会社 ニコンステーション ニッコール千夜一夜様